...王子も燕も気がついて見ますとそこには一人のわかい武士と見目(みめ)美しいおとめとが腰(こし)をかけていました...
有島武郎 「燕と王子」
...夏至の竹箒、燕、田植...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...欧米資本による燕京大学や輔仁大学の建物も...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...いわゆる「アルコル橋の燕(つばめ)」と言わるるに至った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...燕の群よまた来る春にお前達のまた来る時今年の古巣はもうあるまい...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...燕子あり曲折飛躍...
長塚節 「草津行」
...矢つ張り」「燕女が怪しいんでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...例のピカピカ光る蔓苔桃色の燕尾服を廊下へ持ち出して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...上のごとくカキツバタが燕子花ではないとすると...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...而(しかう)して管仲(くわんちう)因(よ)つて燕(えん)をして召公(せうこう)の政(まつりごと)を修(をさ)めしむ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...この笑燕はもともと岡本宮染といって...
山本笑月 「明治世相百話」
...「いつか、お燕ちゃんが、そっと、おれにだけ見せて、父親があるのに会えないというのは、何たる因果者だろうッて、涙ながら嘆いたことがあるんだ」「おいおい、阿能...
吉川英治 「大岡越前」
...だが、許されても、涙ばかりで、お燕は母に、何もいえなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...燕作(えんさく)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...宋江と燕順が、とある道ばたの居酒屋で馬をつなぎ、腹ごしらえをしかけていると、「おやっ? 宋江さまじゃございませんか」と、店の薄暗い隅ッこで独りチビチビ飲んでいた豚の鼻みたいな頭巾をかぶッた大男が、のそっと、こっちへ寄って来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...節級冠(せっきゅうかん)の燕尾(えんび)がこの者の俊敏さをあだかも象徴しているようにみえる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...燕青だわえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私も彼には燕麦(えんばく)でも玉蜀黍(とうもろこし)でもちっとも惜しまず...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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