...でつけえ人煮る釜(かま)があるつてこんだから...
相馬泰三 「野の哄笑」
...高野(こうや)豆腐を一つ煮るのにもなかなか面倒な講釈をする老人は...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...あるだけの麦と馬鈴薯とを煮る...
種田山頭火 「一草庵日記」
...里芋と玉菜を煮る...
中勘助 「島守」
...机の傍に円火鉢引寄せ書を読みながら柚味噌(ゆずみそ)煮る楽しみも十二月である...
永井荷風 「写況雑記」
...馬鈴薯と南瓜を煮る...
永井隆 「長崎の鐘」
...ブツブツと胴切りにして羹(しる)に煮るを何やら分らずに吃(く)う...
南方熊楠 「十二支考」
...うどんを煮るのに...
三好十郎 「地熱」
...スープを煮るのは火加減がなかなかむずかしいもので強過ぎてはならず弱過ぎても味が出ません...
村井弦斎 「食道楽」
...それは牛の尾を本文記載の如く切り四時間湯煮手にて肉だけを取り別にバター一杯にてコルンスターチ一杯をいためスープ一合と牛の尾を湯煮たる汁二合とにて弛め塩胡椒にて味を付け前の牛の尾を入れ弱火にて十分間煮るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...摺身(すりみ)にして一旦(いったん)油で揚げたものをまた美味(おいし)く煮るのもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...別に赤味噌を裏漉になし味淋と水とを加えてドロドロにゆるめ唐辛少し入れ前の鰯を入れて煮るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...白い処は煮るほど美味くなるのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...○豚とマカロニはマカロニを鍋にて湯煮る時下へ竹の皮かあるいは煮笊を敷かぬと焦げ附く癖あり...
村井弦斎 「食道楽」
...ここに竹の子がありますがこれはお湯煮(ゆで)になりますか」お登和「ハイそれは皮を剥(む)かずに糠(ぬか)を水へ交ぜて湯煮るとエガ味がとれて柔(やわらか)になります...
村井弦斎 「食道楽」
...たゞそれを煮る火を穢れさせぬことが大切であつたのみである...
柳田國男 「祭のさまざま」
...そこにて掘りたての里芋を煮る吊鍋(つりなべ)の湯気を嗅(か)ぎ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...煮るやうな物は何も買へませんから黴(か)びてしまひましたよ...
與謝野晶子 「女が来て」
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