...男はもう無性にお定が可憐(いぢらし)くなつて...
石川啄木 「天鵞絨」
...何か無性に野生の鳥獣肉が食いたくなり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...聞いてるうちに彼は無性に悲しくなって...
豊島与志雄 「叔父」
...無性に戸外運動にふけっています...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何だか無性に嬉しくなった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...無性にをかしくなつて来て...
林芙美子 「幸福の彼方」
...無性に堪(たま)らなくなる...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...彼は前からそこいら中の店で眼をつけておいた品物を矢鱈無性に買いこんだものだ――馬の頸圏(くびわ)...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それにおつそろしく金箔をつかつた文字をベタ一面に書きつらねた家が無性にあるぢやありませんか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...無性に怖い戦きと...
牧野信一 「蔭ひなた」
...それともステツキを失つて無性にテレ臭いものか...
牧野信一 「創作生活にて」
...無性に悲しくなつて来たりするのであつた...
牧野信一 「南風譜」
...無性に肩身が狭くなつて何うすることも出来なくなつてしまふのが僕の性質だからね...
牧野信一 「変装綺譚」
...無性にかっとしちゃって...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...無性に早く国境の向うへ辷り込みたくなった...
横光利一 「旅愁」
...河北へ来給えとお言伝(ことづ)てでございます」「こころは無性にはやるが...
吉川英治 「三国志」
...来いッてば」無性にその腕くびを引っ張っているらしいのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしも無性に斬り死にばかり急いで...
吉川英治 「日本名婦伝」
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