...この死骸も炎(ほのほ)に焼かれた顔は目鼻もわからぬほどまつ黒だつた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...……乱るる紅(くれない)、炎のごとく、トンと床を下りるや、颯(さっ)と廻廊を突切(つッき)る...
泉鏡花 「海神別荘」
...一団の炎となり果てるとは...
海野十三 「火星兵団」
...ポケットから「青い炎」をとりだして...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...炎熱の中に睡魔と戦いながら...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...温良と信仰と献身との純な炎に黙々と燃えてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その嘲弄(ちょうろう)は火炎である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...東の方は炎々と紅く燃えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は感冒から肋膜炎(ろくまくえん)...
中島敦 「光と風と夢」
...女の衣は炎の色に燃えて...
夏目漱石 「薤露行」
...この夜の光は全く光炎の大発作である...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...その記憶の炎のなかに...
林芙美子 「あひびき」
...生きるよろこびが豹の喉もとからひどく強烈な炎熱をもって吐き出されてくるので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...両眼から炎を放って...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...急性のある内膜炎で四十度あまりの発熱だつた...
牧野信一 「F村での春」
...こんなところ?……(その煙が白の炎のように天井に昇る...
三好十郎 「胎内」
...直射する日光の下に遽かに炎威を感じながら...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...四方から焼き立てられた炎の中で...
吉川英治 「新書太閤記」
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