...われも彼も争ってその火の玉を見んとて橋上に集まる騒ぎが起こった...
井上円了 「おばけの正体」
...きょうは「火の玉」少尉...
海野十三 「空中漂流一週間」
...きびしい軍律の中で生活してきた「火の玉」少尉にとっては...
海野十三 「空中漂流一週間」
...町の若者達もその直径二尺の揚花火の玉については...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...数千の火の玉小僧が列をなして畳屋の屋根のうえで舞い狂い...
太宰治 「ロマネスク」
...火の玉が三つ巴(どもえ)になって...
橘外男 「生不動」
...彼(か)の糸車が青い火の玉になってぐるぐると廻りだした...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...『一代男』中の「命捨ての光物」では火の玉の正体を現わし...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...正面から左方約四十五度の方向で仰角約四十度ぐらいの高さの所を一つの火の玉が水平に飛行したというのである...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...どうも「火の玉」らしく見えそうもないと思われる...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...みんなの行儀がわるいためにれいの癇癪がおこつて先生の顔が火の玉みたいになると生徒たちは縮みあがつて鳴りをしづめてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...遠方から次第に大きくなりつつ近づいて来る火の玉の様に...
中島敦 「光と風と夢」
...火の玉も何もふるひ落して窓枠を飛び越えたと伝へたが...
牧野信一 「剥製」
...王その銭を奪うと銭が毒蛇また火の玉と成ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...火の玉のような一団の信念になっていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...火の玉のように宙(ちゅう)まわりをしてきた火焔独楽(かえんごま)をガッキと刀の鍔(つば)でうけたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...母子砲(おやこづつ)の火の玉が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...火の玉のような負傷(ておい)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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