...此暫々濫用せらるゝ「不感無覺」の語義を藝文の上より解する時は...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そうして過度の感覚の氾濫(はんらん)だけだ...
太宰治 「新ハムレット」
...氾濫(はんらん)して収拾できぬ触覚が...
太宰治 「女人訓戒」
...山林濫伐をすればどう云ふ惡い事が出來て來る...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...濫作一聯如件・みほとけに供へる花のしつとりと露・朝風のうららかな木の葉が落ちる仏間いつぱいに朝日を入れてかしこまりました・山へのぼれば山すみれ藪をあるけば藪柑子・山ふところはほの白い花が咲いて・によきによきぜんまいのひあたりよろし・山かげ...
種田山頭火 「其中日記」
...此特權を濫用して高言を吐き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかれどもいったん水勢の激昂氾濫(はんらん)するときにおいて...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...司法官の職権濫用による不法犯罪行為の成立を質問の形で暗示しているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...と云うのは私の云い方が「濫りに形式論理を排除するかの如く感ぜしめる理由」があると博士は云っているらしいからである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...濫りに欠点を挙げ論駁攻撃を加え無能を懲罰するような監督者としての態度は...
戸坂潤 「社会時評」
...二千年間に約千回もの大濫を起している...
豊島与志雄 「擬体」
...東京都内に氾濫が及んだようなことは...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...濫(みだ)りに自己の利得のみを標準(めやす)に置くのは...
夏目漱石 「坑夫」
...この少年時代の無分別な視力の濫費(らんぴ)に原因するとさえ言われている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...バルナバスがあの部屋へ入る許可を濫用して...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...けれども無系統な博読は濫読に過ぎない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...彼はおうおうにしてこのごとく信任を濫用している...
柳田国男 「雪国の春」
...雨の日が多く関ヶ原あたりの河川は氾濫(はんらん)し...
吉川英治 「源頼朝」
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