...雨(あめ)あがりの朝早(あさはや)く泥濘(ぬかるみ)の中(なか)を出(で)て來(き)たらしい...
泉鏡太郎 「艶書」
...泥濘(ぬかりみ)の...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...泥濘と戰はざるべからず...
大町桂月 「久地の梅林」
...デミトリチは外套(ぐわいたう)の襟(えり)を立(た)てゝ泥濘(ぬか)つてゐる路(みち)を...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...困ったところで泥濘(ぬかるみ)が往来に存在している間は仕方がない...
高浜虚子 「丸の内」
...丘を登るドーヴァー行の駅逓馬車、その傍を歩く一乗客、泥濘の道、馬車を曳く馬、谷々をたちこめるイギリス名物の霧、厚く身をくるんだ乗客たち、馭者と車掌、等、等、――この物語の初めの方は長編の発端らしく悠々としてその道を辿り、遅々として進捗しない...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...同じ泥濘(でいねい)中の悪戯(いたずら)仲間の一人で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ヴィエイユ・デュ・タンプル街の混雑と泥濘(でいねい)とを避けるために...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銀座通に出るに道普請にて泥濘踵を没す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...泥濘(でいねい)の中をリヤカーで病人を運んで来る百姓の姿も――更に悲惨な日の前触のように...
原民喜 「冬日記」
...第七章だらだらと退屈な長の道中のあいだ、寒さや、雪融や、泥濘や、寝ぼけ眼の宿場役人や、うるさい鈴の音や、馬車の修理や、啀みあいや、さては馭者だの、鍛冶屋だの、その他いろんな街道筋の破落戸(ごろつき)どものためにさんざん悩まされた挙句、やっとのことで旅人の眼に、自分を出迎えにこちらへ近寄って来るような、懐かしい我が家の灯影がうつりだす――と、やがて彼の目前には見馴れた部屋々々が現われ、迎えに駈け出した人々の歓声がどっとあがり、子供たちがわいわい騒いで駈けまわる、次いで心もなごむような落着いた話に移るのであるが、それが又、旅の憂さをすっかり忘れさせるような熱い接吻でとぎれ勝ちになる――といった具合だったら、まったく申し分はない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その可哀さうなものを巴里の泥濘(ぬかるみ)の中からぬき取つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...深い泥濘(ぬかるみ)に辟易して...
牧逸馬 「双面獣」
...冬から春へかけては泥濘(でいねい)高下駄を没するほどで...
正岡子規 「病牀六尺」
...初めのうちは霜どけのひどい泥濘で...
松濤明 「春の遠山入り」
...好き好んで泥濘(ぬかるみ)を撰(よ)って寝ころびたくはないでしょ...
夢野久作 「二重心臓」
...土手の泥濘(ぬかるみ)へたたき落してくれるから覚悟をしやがれ」「わはははは...
吉川英治 「剣難女難」
...何とも他愛のない泥濘の回顧に過ぎぬ感のみが多く...
吉川英治 「忘れ残りの記」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- サッカー選手の田中孝司さん: 元日本代表サッカー選手でU-20日本代表監督を務め、急性骨髄性白血病のため死去。70歳 ⚽
- アイドルの小池美由さん: 第1子男児を出産、家族写真を公開しました 👶
- フリースタイルスキー選手の近藤心音さん: 12年間の選手生活に終止符を打ち引退⛷️
時事ニュース漢字 📺
