...山々は濕衾(ぬれぶすま)を被(かつ)きたるぞ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もう濕聲(うるみごゑ)になつて...
石川啄木 「天鵞絨」
...耳の張れが濕布をしてゐても一向に直らないので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...濕(しめ)つた夜氣にまたたいてゐるこのあかりは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...沮洳卑濕なる村上四郡を耕田と爲せり...
大町桂月 「遊羽雜感」
...一椀の白湯(さゆ)を乞ひて喉(のんど)を濕(うるほ)し...
高山樗牛 「瀧口入道」
...同じ雨の濕めつぽさでも春雨や蜂の巣つたふ屋根の漏 芭蕉には萌え出る生命の暗示を含むと同時に何處となく春の淋しさがにじんである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...濕りたる庭のうち...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...まるで酒場(さかば)の醉(よ)ひどれのやうな兵士(へいし)の集團(しふだん)は濕(しめ)つた路上(ろじやう)に重(おも)い靴(くつ)を引(ひ)き摺(ず)りながら...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...こんなに綺麗ぢやないか」源吉は生濕(なまじめ)りの手拭をお吉の眼の前にヒラヒラさせました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生濕(なまじめ)りの庭には誂(あつら)へたやうに足跡があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生濕(なまじめ)りの苔臭(こけくさ)い土が一面に附いてゐるではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...駕籠を据ゑた跡らしいものを撒水(まきみづ)の濕(しめ)りの上に見出すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄暗くて妙に濕つぽい部屋です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柱も疊も惡く濕氣(しつけ)て...
三島霜川 「青い顏」
...ある時は濕り、ある時は突風の危機に遇つて、僅に消え殘つた事もありますけれど、そしてそれを私達は最初ごくわづかしか持つてゐませんでしたけれど、いろいろな艱難や寂しい目に遇ふ度にだんだん、だんだん焔は強められて行きました...
水野仙子 「響」
...やがて彼等は彼等の家へ、草と苔との屋根をした、濕つた床をした、哀れな小さな家へ、着いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の根尾昂さん: プロ8年目で初勝利を達成した中日の投手🎉
- 小説家の朝井リョウさん: 「イン・ザ・メガチャーチ」第23回本屋大賞を受賞した 🏆
- 声優の梶裕貴さん: 声優として20周年を機に音声AI事業を軸とする新会社を設立。🦋
時事ニュース漢字 📺
