...處々の澱(よど)みには...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「これはことによると――」と辻永は云(い)い澱(よど)んだ末(すえ)「例の三人の青年はユダヤ結社のものにやっつけられたのじゃないかと思う」「うむ...
海野十三 「地獄街道」
...七月の日は照り澱(をど)む路辻の砂ぼこりする露店(ほしみせ)に「なう皆の衆...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...私が言い澱(よど)んでいると...
太宰治 「誰」
...瑠璃の如く透徹(とうてつ)した泉の水が澱(よど)んで居るのです...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...何か重苦しい憂鬱が私の心に一杯澱んでいた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...沈澱などの工作の後...
豊島与志雄 「秦の出発」
...私の心のうちに澱んでいる退屈な憂欝を...
豊島与志雄 「微笑」
...其(そ)のいひ澱(よど)んだことを不審(ふしん)に思(おも)ふ心(こゝろ)さへ起(おこ)さぬ程(ほど)放心(うつかり)と聞(き)いて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...澱粉だけでは身体がもたないから...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...管理人の老妻が熱い澱粉を御馳走してくれた...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...千年に一粍くらいの割合で沈澱していることが...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...後家とも見えない艶(あで)やかさが橋の上の人足を澱(よど)ませて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皮膚が老衰に澱(よど)んでしまった...
萩原朔太郎 「猫町」
...澱(よど)んだような穏やかな空の日足が...
松本泰 「謎の街」
...澱粉にまで及んだかどうかは疑問であつて...
柳田國男 「食料名彙」
...黒く澱(よど)んだ夜の空気を引裂き...
蘭郁二郎 「鉄路」
...地底のようにシンと澱んだ小屋の中に白々とした...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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