...いろいろ澪の話をした...
芥川龍之介 「海のほとり」
...充ち満ちた構内に澪標(みおつくし)のごとく千鳥脚を押据えて憚(はば)からぬ高話...
泉鏡花 「婦系図」
...まなぶたはれて即ち涙を澪してはたほこに止っている...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...これを源氏の「院より御気色あらむを」(澪標)などと云う用法とは見事に異ったものである...
中井正一 「言語は生きている」
...遠くの沖には彼方(かなた)此方(こなた)に澪(みお)や粗朶(そだ)が突立(つった)っているが...
永井荷風 「日和下駄」
...「お澪(みお)ちゃんじゃないか――そんなものを見ちゃならねえ」飛込んで来たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事を言って縛られて行く気かえ」いきなり伝吉に取縋(とりすが)った娘――お澪の純情な姿を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お澪さん、こいつはわけのあることだ、こんな所にいて掛り合いになると悪い、早く帰っておくれ」伝吉はそう言いながら、証拠の雪駄をお澪の眼から隠そうとするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伝吉さんはそんな雪駄なんか履くものですか」お澪が躍起となって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を大旗本の何とかの守(かみ)の妾(めかけ)に差出すことを承知したんだ」ガラッ八は大変なことを言い出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を伝吉にやる気になっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこで閑斎はお澪を大旗本へ妾奉公に出そうとした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あれは誰が何と言ってもお澪のものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時には私たちは三人づれでそこに出かけて行つたのだから――村はづれの谷田(やつだ)の澪に沿つた堤で...
水野葉舟 「かたくり」
...まことに便利なる澪標(みおつくし)であるが...
柳田国男 「雪国の春」
...杯の酒は殆んどみんな澪(こぼ)してしまひ...
吉井勇 「青春回顧」
...ぽろぽろ涙を澪してゐたこともあつた...
吉井勇 「青春回顧」
...いまにも澪(こぼ)れ落ちそうに覗いてさえいるのだ...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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