...澄明な空気が心地よい...
...彼女の澄明な瞳に見とれた...
...この湖の水は澄明で美しい...
...澄明な声で話す。...
...この水は澄明だから、飲んでも大丈夫だ...
...それ等は鼈甲のわくに澄明な煙水晶をはめ込んだ物であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...われわれの人格よりいかにはるかに澄明であることよ! われわれはそれらから何の卑しさをもまなばない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...空氣の澄明な日などには瓦甍(ぐわばう)粉壁が夕陽を浴びて白く反射してゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...今しも沈もうとしている太陽の投げる澄明(ちょうめい)な光りを心から感歎して眺めていると...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その水晶のごとき澄明さのうちには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは空気の澄明の度合や他の騒音の度合によるのであろうが...
豊島与志雄 「録音集」
...水が澄明で、群魚游泳の状(さま)の手に取る如く見えるのは、南洋の海では別に珍しいことはないのだが、此の時程、萬華鏡の樣な華やかさに打たれたことは無い...
中島敦 「環礁」
...澄明な水を漲らして...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかし利根子のやうな女が秋津のやうな外面単純澄明な態度で人に接する男を愛するやうになつたのは...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...肉眼に映った程それほど澄明ではなかったのだろう...
牧逸馬 「運命のSOS」
...その奇想の澄明、その繊細巧致を極めたる諧謔味、その霊麗なる純樸味、その他の滋味、光沢の豊かなるおもむきは、古今の東西を通じて独特なる妙境の持主であることは否めない...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...澄明な宇宙の彫像と接吻けしめる(だが...
槇村浩 「青春」
...口笛の上手な少年だっただが夏の朝の澄明さに似たあわたゞしい生活が流れてから境遇と政治の過流が私たちを異った都市と都市との地下に埋めたそして今日―――汽船(ふね)が青く冴えた土佐沖を越えてこの同じ牢獄に...
槇村浩 「同志下司順吉」
...スマシとは謂つても十分に澄明なものでは無かつた筈である...
柳田國男 「食料名彙」
...澄明なフォルマリン液の中に静まり返っている...
夢野久作 「一足お先に」
...澄明な思慮をもつたらうか...
吉川英治 「折々の記」
...いよいよという最期にいたるもこれに乱されない澄明(ちょうめい)なものにまで...
吉川英治 「黒田如水」
...その人間の不幸であるように――彼の澄明(ちょうめい)な頭脳には...
吉川英治 「新書太閤記」
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