...初めの程は唯面喰つた形であつたが後には澁々ながら私の横議を承認し氣の毒な程しよげて了つた...
橘樸 「支那を識るの途」
...明日午後一時省線澁谷驛のホームで逢はうと書いてきた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...私たちは澁谷で一緒になつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...萬一僕が例の證文を出し澁りでもしたら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
......
中島敦 「河馬」
...今日澁に宿りて、明日將さに草津に入らんとするなり...
長塚節 「草津行」
...即事さゝ彼の滋賀の縣の葱作り朶垣つくるあらき朶垣澁柿の腐れて落つる青芝も畑も秋田もむかし志賀の宮此舊都の蹟は洵に形勝の地なり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...ぬるいばかり何時でも眞赤に澁の樣な茶が出て居るのである...
長塚節 「菠薐草」
...「怨んでゐたわけぢや御座いませんが――」清五郎の顏にあり/\と苦澁の色の表はれるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「其處で訊いて見ようぢやないか、白山權現の境内まで引返すと、茶店位はあるだらう」「へツ、豆ねぢに澁茶で、晝飯代りは難儀ですね」八五郎はまた遠慮の無いことを言ひますが、平次はそれに取合はうともせず、いきなり手近の茶店の縁臺に腰をおろして、八五郎が氣にした豆ねぢと薄荷(はくか)を出させ、ぬるい澁茶に喉を潤(うる)ほします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...照れ隱しに澁いのをガブリとやりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顏には大した苦澁の跡もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東京を出でて澁川に行く人は...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
......
槇本楠郎 「赤い旗」
...所在なさに難澁してゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...たしか澁谷あたりの小料理屋を出て...
三好十郎 「肌の匂い」
...澁川から利根川の方へ溯ればその本流に沿うて十幾個所かの温泉が出てゐるのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...鉤(はり)をはづすが大難澁...
若山牧水 「樹木とその葉」
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