「潰れ」の意味
壊れること
小説での「潰れ」の使い方
...」――城下優しい大川の土手の……松に添う片側町(かたかわまち)の裏へ入ると廃敗した潰れ屋のあとが町中に...
泉鏡花 「遺稿」
...板倉が三人の弁当を背負ったがきっと潰れるにきまっている...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...階下(かいか)の危險(きけん)二階建の潰れ方(豐岡)わが國(くに)に於(お)ける三階建(さんがいだて)は勿論(もちろん)...
今村明恒 「地震の話」
...自分で開拓した組合は、自分があくまで面倒を見ていて、それが潰れたら、よそへ回して貰えるなんて、そんな甘いことは許されなかった...
高見順 「いやな感じ」
...「痴(ばか)、お町の痴やあい」「だって、そうじゃありませんか、眼が潰れて、鉄砲が打てなけりゃ、按摩さんになるより他に、しようがないじゃありませんか」「なに云ってやがるのだ、お町の痴(ばか)の、婆あやあい」その時広巳の支えていた手に隙(すき)が出来た...
田中貢太郎 「春心」
...自家が潰れるのだよ」「そう」「そうさ...
田中貢太郎 「春心」
...どうしましょう」シナ人の下宿の並びの米屋と差配などの住んでいた一棟は潰れていた...
田中貢太郎 「変災序記」
...右斜(みぎななめ)になっている小僧も右の眼が潰れていた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...」「何も……旧家といふのも大抵潰れて了(しま)つたものですから……」「ふむ……」かう言つたが...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...四肢の附根(つけね)のところで潰れはしないかと思われるくらいに...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...角潰れ海に蜘蛛(くも)の網かけたる荒砥(あらと)の硯(すずり)は...
宮崎湖処子 「空屋」
...これも四年目で潰れてしまったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...その為にそこにいるいもりは左の眼が潰れているといいます...
柳田國男 「日本の伝説」
...頼んだ道具屋さんが潰れたってことも」「あれは贋作(がんさく)だ」と繁次が云った...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...おそのさんとその役者を」「酒で酔い潰れているところを焼き殺したんです」「私を威(おど)かそうというんだな」「お裁きになればわかるでしょう...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...大地震と大火事で肝の潰れる程の教訓を受けたのだからたまらない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...われと吾が肝の潰れる音を聞いた...
夢野久作 「暗黒公使」
...とうとうトンネルは潰れた...
横光利一 「旅愁」
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