「潜り」の意味
こっそり入ること
小説での「潜り」の使い方
...利休は潜り戸を開けて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そうしてモンテ・カアロの中心に潜り込んでその柱石(キャプテン)たちと混合(ミキサア)し...
谷譲次 「踊る地平線」
...身軽ないでたちで坑道を潜り抜けると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分で怖くなってテーブルの下へ潜りこんだという次第なんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...先々代七兵衛のところへ潜り込んで時節を待つうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その床下に潜り込んだ小僧二人の上へ重なり合つて覗き込みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分安賭場(やすとば)か何んかへ潜り込んでゐるんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二階の萬年床に潜り込みましたが――ね」「困つたことになつたよ八」平次は何やら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...犬潜りから這い込むような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼女はもう一度寝床に潜り込んで...
原民喜 「酸漿」
...その中の一つの潜りはたゞ(かけがね)がしてあるだけだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...市役所の拱廊を潜り抜けて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...というのは、潜りがきいても、流れへ出るまで大概のものは呼吸がつづかなかったからである...
室生犀星 「蛾」
...潜り戸に凭(よ)りかかりながら腕を組んで眼を閉じた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...コンナ貧民窟に潜り込んで...
夢野久作 「鉄鎚」
...庭前の緑の葉を潜り流れている水の涼しさを眺めたとき...
横光利一 「旅愁」
...潜り戸の隙から外へ...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...不審な姿をした者が……新吉とともにこの寮の潜り門へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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