...漸うリヽーを下に置いて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...漸う岸まで戻ってきて...
豊島与志雄 「月明」
...姉は漸う眼をこすりながら起き上った...
豊島与志雄 「月明」
...辰代が漸う口を開いた...
豊島与志雄 「変な男」
...漸う/\學校を卒業したと思つたら...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...漸う/\月給三十圓ぐらゐだ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...今となって漸(よ)う漸う眼が覚めた...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...漸う巧く見附けたと思ったらすぐポカと手放して仕舞うんだもの...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...まだ漸う十五六の小娘の様に無邪気らしくて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...漸うお久美さんの傍にピッタリと座って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その前の日に漸う床を離れた許りで...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あやしげな山水の幅を掛けたりして漸う家らしくなった中に...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...漸う息苦しくない呼吸を始めた時...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...私の魂はこのかすかな生を漸う保って居る哀れな妹の上にのみ宿って供に呼吸し共に喘いで居る...
宮本百合子 「悲しめる心」
...漸う出来た私の智慧の庫(それは...
宮本百合子 「暁光」
...漸う、よちよち歩きはじめたばかりの三番目の子までが、まわらぬ口で、「ヤクダ、ヤクダ」と呼びたてて、寿女の背に乗りたがる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...漸う山々が白くなりだした頃からはじまる...
矢田津世子 「凍雲」
...その点が今や漸う忘れられようとしているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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