...彼の観測した星雲の中に極めて漠然とした緑色がかった蛍光様の光を放つものがあった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そしてこの新しい生活についての彼等の考えはごく漠然としたもので...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...彼等は民衆の漠然とした社会主義的平等の憧憬をよく知っていた...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...それはいつも漠然としたとりとめもないもので...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...漠然とした期待と気忙しさとのために...
豊島与志雄 「立枯れ」
...彼は対象の分らない漠然とした感激に包まれた...
豊島与志雄 「反抗」
...ただ漠然としたその事実だけが胸にきて...
豊島与志雄 「幻の園」
...漠然としたようで...
直木三十五 「南国太平記」
...このどうにもならぬ漠然とした不安が...
中島敦 「狼疾記」
...予覚といったようなごく漠然としたものなのですが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それは何か明に対して或感情を佯っているかのような漠然とした感じに過ぎなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
...漠然とした空の一角をにらみながら考えた...
本庄陸男 「石狩川」
...正しくこれは大学者の姿であるといふやうな漠然とした畏怖の念も涌き...
牧野信一 「文学とは何ぞや」
...小説を書いたといふことで僕が漠然としたおそれを抱いてゐた変な堅苦しさは少しも感ぜられず...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...凡そ四季の題で月というほど広い漠然とした題はない...
正岡子規 「句合の月」
...漠然とした淋しさが...
横光利一 「悲しみの代價」
...ただ未だ見ぬ土地というものへの漠然とした憧れであったのか――...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...むしろ天が漠然とした無限に深い理法のごときものであるという解釈に好都合な資料となるのであるが...
和辻哲郎 「孔子」
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