...漠然とそういう考えをもって...
石川啄木 「弓町より」
...彼は沙漠を旅行した者のように...
海野十三 「地球発狂事件」
...沙漠には雲がはれて...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...その頃の漠とした幸福感を近々と思ひ出させた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どんなに不知案内の砂漠の中でも...
田山録弥 「犬」
...氏の「モンスーン説」、人間はモンスーン地帯、砂漠地帯、牧場地帯の三つによって、経済・政治・道徳・文化の形態を決められるという説、はとに角非常に面白いもので、島崎藤村氏などは之を激称したものだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...砂漠(さばく)中の狂風だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは、沙漠、従来人間が住むことはもちろん、暫くの滞在も出来ないというふうに思われていた恐ろしい沙漠の真ン中に、六百九十万トンのコンクリートを要する巨大なダムを造った、このアメリカの科学と技術とのもたらして来たものである...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...あんまり問題が漠然(ばくぜん)としているものですから……」「じゃ仕方がないから私の方で云いましょうか...
夏目漱石 「明暗」
...漠(ばく)とした気持からだったが...
原民喜 「永遠のみどり」
...天地創造にも比すべき茫漠たる美が存在する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...漠然(ばくぜん)と指した名称...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...彼も何か漠然と考へた...
牧野信一 「父を売る子」
...南方の荒涼たる砂漠からは火炎を吐きかけ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...その姿ありともなしとも定まらずなどと至って漠然たる話ながら...
柳田国男 「山の人生」
...その漠然とした反対意見を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...太陽は沙漠に落ちるよりどうしようもないのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...漠然たる要心のために...
吉川英治 「源頼朝」
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