...味噌漉(みそこし)の代理が勤まるというなんとか笊(ざる)もある...
芥川龍之介 「水の三日」
...「絹漉とおっしゃるのだ...
田中貢太郎 「黄燈」
...冬や春は川底に味噌漉(みそこし)のこわれや...
田山花袋 「田舎教師」
...やがて漉されて私の後ろの闇にとり残されるのであった...
豊島与志雄 「蠱惑」
...五七の桐を漉き込んだ五十枚だから...
豊島与志雄 「未来の天才」
...味噌漉(みそこし)をさげて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉虫色の笠に漉(こ)されて来る...
野村胡堂 「流行作家の死」
...それをモー一層美味しくするのは南瓜(とうなす)を蒸すかあるいは湯煮(ゆで)て裏漉(うらご)しにして好い加減と思うほど今の物へ混ぜて肉桂(にっけい)の粉を加えて蒸すのです...
村井弦斎 「食道楽」
...そこでブリスケが煮えたのですから一旦(いったん)出して小口(こぐち)から薄く切って野菜とともに皿へ盛って今の煮た汁を裏漉(うらご)しにしてかけて出すとなかなか美味しい御馳走が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...その漉した汁を弱い火に掛けて掻廻(かきまわ)しながら糊(のり)位の固さになるまで煮詰(につ)めてそこへ少しの酢と塩と砂糖を好(い)い加減(かげん)と思うほどに入れてまた暫(しばら)く煮詰めます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから梅干の種を除(と)ってやっぱり裏漉しにして一所に入れて下さい...
村井弦斎 「食道楽」
...薩摩芋(さつまいも)も大(おおき)いのを食べると胸が焼(やけ)るけれども裏漉(うらご)しにして梅干で和(あ)えると胸へ持たん...
村井弦斎 「食道楽」
...御用品として年々良質の「雁皮紙(がんぴし)」を漉(す)きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...千年余りも固有の紙を漉き続けてきたのである...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...味噌漉の端にちょこんとのって...
柳田国男 「故郷七十年」
...しばしばこの川の水害を被むる村方に紙漉阿原(かみすきあわら)・臼井(うすい)阿原・何阿原という地名がたくさんにある...
柳田國男 「地名の研究」
...海苔を漉(す)くのに使う海苔簾(すだれ)(約二十センチ四方ほどの大きさで...
山本周五郎 「青べか物語」
...襖(ふすま)は無地の手漉(てす)き紙だし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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