...そこから雪は滾々(こんこん)としてとめ度なく降って来た...
有島武郎 「カインの末裔」
...滾々として汲み盡すことのできない清冽な泉にも喩へらるべきであります...
石川三四郎 「浪」
...滾(たぎ)り嘯(うそぶ)く其聲は...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「錬金道士」
...ほの白い蒸気をあげながら滾々(こんこん)と...
海野十三 「人間灰」
...その策の滾々(こんこん)として尽(つき)ざる奇才には我輩も頗(すこぶ)る驚いた...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...美しい清水の滾々(こん/\)として湧き出してゐるのを...
田山録弥 「磯清水」
...滾々(こん/\)として岩間より湧き出づ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...煮滾つた熱湯を流し込まれるやうな感じで...
北條民雄 「烙印をおされて」
...光子さんは無念の余り涙を滾したこともよくあるんです...
牧野信一 「青白き公園」
...有りがたいやうな得体の知れぬ涙が滾れさうになつた...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...月から滾(こぼ)れ落ちる冷い滴が...
牧野信一 「環魚洞風景」
...涙を滾して逆上した姿を想像すると...
牧野信一 「好色夢」
...はらはらと散り滾れたりしてゐるので...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...困る! と兄が樽野に滾(こぼ)したことがあつた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...はらはらと小魚のやうに滾(こぼ)れてゐます...
牧野信一 「晩春の健康」
...斯う誰かに滾してゐるのを耳にして...
牧野信一 「余話(秘められた箱)」
...急に涙なんか滾して...
牧野信一 「裸虫抄」
...滾々(こんこん)と湧き出づるもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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