...春雨や人住みて煙(けぶり)壁を洩る物種(ものだね)の袋濡らしつ春の雨春雨や身にふる頭巾(づきん)着たりけり春雨や小磯の小貝濡るるほど滝口(たきぐち)に灯を呼ぶ声や春の雨ぬなは生(お)ふ池の水(み)かさや春の雨夢中吟春雨やもの書かぬ身のあはれなるこの蕪村の十二句は目に訴へる美しさを...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...滝口坑で坑夫達に配給していた安全燈(ランプ)は...
大阪圭吉 「坑鬼」
...滝口から落ちると白くもくもくふくれ上る案配からでもそれと察しられた...
太宰治 「魚服記」
...滝口の水を掬(すく)って飲んだ...
太宰治 「猿ヶ島」
...同村矢淵ノ滝口に生えている藤に...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...供奉の公卿百官から滝口(たきぐち)(近衛兵)の甲冑(かっちゅう)まで...
吉川英治 「私本太平記」
...外門(げもん)を守護していた滝口の衛士とのあいだに...
吉川英治 「私本太平記」
...中重(なかえ)ノ門側の一ト棟(むね)を滝口の兵に包囲されて...
吉川英治 「私本太平記」
...在京の地方軍はもちろんのこと、公卿指揮者、滝口の兵、叡山の僧兵までをあげて都門の東西にそそぎこみ、「万が一にも、ここにやぶれなば」と、廟議(びょうぎ)としては、じつに稀有(けう)な即決と、また一大覚悟のもとに、これの布陣となった経過がありありわかる...
吉川英治 「私本太平記」
...滝口にも、古くから、防人(さきもり)とか、健児(こんでい)などの、諸国の壮丁が詰めていた...
吉川英治 「平の将門」
...滝口の小次郎に及ぶ者はないといわれた...
吉川英治 「平の将門」
...純友が滝口へ誘いに来たので...
吉川英治 「平の将門」
...滝口へ勤めてからも...
吉川英治 「平の将門」
...永いこと、あちらへ、行っておりました」「まあ」と、女性は、大げさな程、なつかしむ表情をして「都は、どちらに、おいででしたの」「小一条の左大臣家にもおりましたし、後に、御所の滝口にも、勤めたりなどして」「では、あなたは、豊田の御子の、将門様ではありませんか」「そうです...
吉川英治 「平の将門」
...むかしの滝口の小次郎とはちがう...
吉川英治 「平の将門」
...滝口三郎経俊(つねとし)といって...
吉川英治 「源頼朝」
...滝口経俊が射た箭(や)であるまいか」老母はぎくとしたように...
吉川英治 「源頼朝」
...滝口三郎藤原経俊(つねとし)と――明らかに読まれるであろうが」「…………」老母は...
吉川英治 「源頼朝」
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