...彼は滔々たる天下と共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...虎狩豹狩の話なぞを滔々(とうとう)と弁じ来り弁じ去ってくれた...
芥川龍之介 「長江游記」
...「臣夙ニ鉱毒ノ禍害ノ滔々底止スル所ナキト民人ノ痛苦其極ニ達セルトヲ見テ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...滔々として漲りて勢猛く寄する水...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...流るるごとき長州弁に英国仕込みの論理法もて滔々(とうとう)と言いまくられ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...武男は限りなき愛の滔々(とうとう)としてみなぎるを覚えつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...滔々大率是れなり現に彼れが外務大臣候補者として内閣の問題となりし時の如き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...滔々(とうとう)たる世間並みのおきてになっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...現代の青年は滔々(とうとう)として日に堕落しつつある」聴衆は少しく色めいた...
夏目漱石 「野分」
...他の作家をして片言隻句すら容易に纏めしむる餘裕を與へぬ先に如是閑君は滔々として常人の思も寄らぬ事を...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...滔々(とうとう)たる流風...
福沢諭吉 「女大学評論」
...滔々たる文章の流れこそあれ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...北俣沢は本流と見まごうばかりに大きく滔々と流れ込んでいる...
松濤明 「春の遠山入り」
...人間でも人の罪よりまず自分を検挙せにゃならぬような官吏が滔々(とうとう)皆これだ...
南方熊楠 「十二支考」
...もしくは滔々(とうとう)たる尖端芸術の渦の底に蔽われて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この滔々(とうとう)としてみなぎり渡る新しい東京人の勢力には到底敵(かな)うまい...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...況(いわ)んや「風采即信用」という風俗の格言が滔々として世を蔽いつつあるに於てをやである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...Q川はS川の支流の水を滔々と奪ひ出した...
横光利一 「静かなる羅列」
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