...――」それからラツプは滔々と僕のことを話しました...
芥川龍之介 「河童」
...滔々(たうたう)としてこんな事を辯じ出した...
芥川龍之介 「饒舌」
...絶句もしないで滔々としゃべることこそはなはだしき不自然だといえる...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...総(すべ)ての歴史の流れと共に俳句の歴史も滔々(とうとう)として四百年の昔より今日まで続いておる...
高浜虚子 「俳句への道」
...滔々(とうとう)として天を怨(うら)み世を呪(のろ)う言葉をつらねる...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...滔々と何時間か、アイヌ語でペラペラと説教をするのを、ポカンと口を開いたまま、呆気にとられて聞いていたアイヌたちは、博士の長い長いアイヌ語の説教が終ると、感嘆していったということであります...
知里真志保 「アイヌ語学」
...また滔々と流して行く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...彼は凡俗と天才との間には踰ゆべからざるの鴻溝あるを信じ、滔々たる凡俗は、到底天才者の頭脳を領解する能はずと思惟せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...音楽はひとりでに滔々(とうとう)と流れ出してきて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...滔々(とうとう)たる濁流の真中へ向って矢を射るように泳いで行く一頭の黒犬...
中里介山 「大菩薩峠」
...現代の青年は滔々(とうとう)として日に堕落しつつある」聴衆は少しく色めいた...
夏目漱石 「野分」
...そして滔々(とうとう)たる悪趣味に身震いせんばかりの顔で三馬を見やった...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...滔々とまくし立てたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...世は滔々として自由主義に傾き...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...西洋の学問が滔々として入り来り...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...滔々半世紀に亙つて...
吉川英治 「折々の記」
...呉の滔々(とうとう)たる濁水の勢いと闘うのほかなかった...
吉川英治 「三国志」
...滔々(とうとう)たる一般の風潮に驚きをうけて「世の中は変った」と...
吉川英治 「私本太平記」
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