...滔滔(たうたう)と何(なん)でもしやべり得る僕の才力を示さんが為なり...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...そして馬車が官舎に着くまで滔々(とうとう)と意見を披露して大臣に口をきく暇をさえ与えなかった...
有島武郎 「星座」
...すぐ傍を滔々(とうとう)と流れている谷川の白いうねりが見えて...
太宰治 「火の鳥」
...滔々(とうとう)と推し流して来る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また滔々と流して行く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...流るるごとき長州弁に英国仕込みの論理法もて滔々(とうとう)と言いまくられ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...暫く鎖(とざ)した日本の水門を乗り越え潜(くぐ)り脱(ぬ)けて滔々(とうとう)と我(わが)日本に流れ入って...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...息をもつがず滔々(とうとう)と述べ立てましたから兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...四辺(あたり)は滔々(とうとう)たる濁流であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の青年は滔々として堕落するにもかかわらず...
夏目漱石 「野分」
...滔々(とうとう)と浴びせかけられたのだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...滔々として押寄せてくる悪い条件が...
原民喜 「死について」
...質問いまだ終らざるに早く既に不折君の滔々(とうとう)として弁じ初むるを見ん...
正岡子規 「墨汁一滴」
...けれども雄壮に滔々とおちかかる滝の水のしぶきを体に浴びるように感じながらじっと見ている滝壺の底には...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...滔々(とうとう)たる青年輩(はい)が処世の門出に多く身を誤まり...
村井弦斎 「食道楽」
...脳髄に関する演説を滔々(とうとう)と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その滔々(とうとう)として流れる壮快な生活の河を...
横光利一 「上海」
...滔々半世紀に亙つて...
吉川英治 「折々の記」
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