...偽善でも何でも忘恩の非行者に対してこういう寛容な襟度を示したものは滅多にない...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...これだけの上物は滅多にございません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...滅多にございませんが――」夫人はそう云って先程のあの淋しげな顔色をチラッと見せた...
大阪圭吉 「死の快走船」
...――でも滅多にお語りにはなりませんでしたけれど...
鈴木三重吉 「桑の実」
...どこへいつたつて滅多に見られやしないんだ...
薄田泣菫 「茶話」
...私はその病妻を滅多に見舞に行かなかつたことをくり返した...
田山録弥 「あさぢ沼」
...その不思議な火が見えるのかね?』『滅多に見えやしませんな』『でも...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...滅多にそんな気を起したことはねえだな...
田山録弥 「船路」
...滅多に眼鏡の下から笑ひもせぬといふ位のもの...
徳田秋聲 「媒介者」
...二十四ムクは滅多に吠(ほ)えない犬であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...本当は論を覆(くつがえ)し得る証拠などというものは滅多にないのである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...そんなのは滅多にないのだけど...
野口雨情 「虹の橋」
...あの庖丁は誰のだ」「知りませんよ」「江戸では滅多に見かけない形だが――」「…………」妙な睨(にら)み合い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...滅多に駕籠に乘れなかつたもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...滅多にはなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だから彼は封書は滅多に出したことはなかつたが...
牧野信一 「貧しき日録」
...しかし突然の需要が十分に充たされることはほとんど滅多にあり得ないのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...福岡あたりでは滅多に見られぬ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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