「溶」の意味
溶ける、解ける
「溶」の例文(場面別)
- 化学この物質は水に溶けやすい性質を持っています。
- 料理砂糖を湯に溶かしてシロップを作ります。
- 環境問題北極の氷が急速に溶けていることが問題視されています。
- 金融市場の緊張が溶けて、株価が上昇基調に転じた。
小説での「溶」の使い方
...それは水に溶け込んでゐる物の味なのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...次に、あの黒い機械油のシミだが、溶け加減と言い、染み工合と言い、確かに暫く水浸しになっていたに違いはないが、凡(すべ)ての傷の一番最後から着いたものなんだ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...四 天地の間に溶合した...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...溶解(ようかい)せる鉛(なまり)を口(くち)に入(い)るるとも...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...動物の本能と溶け合っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...あらゆるものを溶かし尽す盛大なる力を...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪を溶かしてみると...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...その臭(かざ)の主(ぬし)も全くもう溶(とろ)けて了って...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...そしてその他の部分は殆どすべて鈍い青味を帯びた闇の中に溶け入っていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...かつてサンタナ島に降り積もった溶岩は約三百万トンだ」「ですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...別に牛乳ソースとて鍋へ大サジ一杯のバターを溶かし...
村井弦斎 「食道楽」
...梅干の餡は梅干の酸味(すみ)をよく煮出(にだ)してその汁(つゆ)へ少しお酒を加えて葛(くず)を溶き込んでドロドロにしたのです...
村井弦斎 「食道楽」
...自分がかれらのなかまに溶け込んでゆくと...
山本周五郎 「青べか物語」
...柔かなその光は見てゐる者の心をも溶かしてしまふ...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...武家生活に溶(と)け込(こ)めず...
吉川英治 「私本太平記」
...義詮(よしあきら)の心から溶けきれない容子(ようす)は...
吉川英治 「私本太平記」
...溶け合わない気もちのまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...鉄漿(かね)の溶(と)き水や...
吉川英治 「親鸞」
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