「溢る」の意味
溢れる
小説での「溢る」の使い方
...溢るゝばかりの悦びを顔に現して...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...泉の溢るゝが如く自然に生きるやうになれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...見渡すかぎり、恰も一幅の墨繪の如く、三伏のあつさもこの一雨に洗はれて、萬斛の凉味、乾坤に溢る...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...溢るる涙を袖にけして...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ここに大天(おほあめ)のさかえ溢るる藐姑(はこ)の山...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...勇猛の氣に滿ち溢る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...水美はしく*二筋に溢るゝほとり來り着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...悲しみ溢るるとき...
野村胡堂 「楽聖物語」
...二つの手桶に溢るゝほど汲みて...
樋口一葉 「大つごもり」
...彼女は溢るゝ計りの熱心と真実との籠つた彼の説話の二言三言を聞くとはなしに聞き入つた...
平出修 「夜烏」
...女子の顔の麗くして愛嬌溢るゝ許りなるは春の花の如くなるに反して...
福沢諭吉 「女大学評論」
...街々には一斉に光りの渦が溢る...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...実物でも溢るゝばかりの愛嬌を湛へたとか...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...その陰影満ち溢るる大阪弁へ...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...この開化味感溢るゝ楼上に酔語した...
正岡容 「山の手歳事記」
...彼等にとって私が女らしくないというのは何たる自然さでしょう! 何たる女の溢るる女らしさでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...紳士は溢るるばかりの愛嬌を見せて徳市に云った...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...黄河の水ひとたび溢るれば...
吉川英治 「三国志」
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