...金を溜める力とまたその金を使う力とがなくてはならぬ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...鼻の頭に一杯汗の玉を溜めて...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...主人はせつせと拾い溜めた...
薄田泣菫 「茶話」
...そこでは絶えまなく吹く北西風が道路の急角度の曲り角に粉のような雪を吹き溜め...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...見ると其鯨のやうな眼に涙を溜めて他愛もなく笑つて居る...
高濱虚子 「俳諧師」
...みのるがそれ迄に少しづゝ書き溜めておいた作(もの)のある事を知つてゐた義男は...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...三月も溜めておいちゃ空罎屋へ売るんですがね...
徳田秋声 「足迹」
...外に貰ひ溜めらしい錢が二三百ありましたぜ」「何? 小判で百兩? それが種も仕掛もない話かえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛付くこともならず涙一杯溜めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつは盗み溜めた金に決っているじゃないか」「盗み溜めた?」「滝三郎という奴は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死んだ氣になつて又稼ぎ溜め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永年溜め込んでいたお金を資本に...
正岡容 「寄席」
...口のはたに唾を溜めるのが嫌だといつて...
水野仙子 「四十餘日」
...これも一段の進歩で誠に結構な事ですが貯蓄とは何でも金を溜(た)める事だと心得て三度食う飯を二度にしても金を溜めろという風に説くものがあります...
村井弦斎 「食道楽」
...殆んど喰うものも喰わずに溜めていると云ってもいい位であった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...眼に涙を一パイ溜めながら……私はまだこの家の籍に這入ってはおりませんが...
夢野久作 「巡査辞職」
...それへ溜めておく内職道具の一つであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...肥料溜めになっている低い壁ぎわまでやって来る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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