...感慨湧然として古人に及ぶ...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...湧然(ゆうぜん)として...
高神覚昇 「般若心経講義」
...混然湧然轟然(ごうぜん)たる色調の撒布に...
谷譲次 「踊る地平線」
...幔幕の中から絃歌の声が湧然と起こり...
谷崎潤一郎 「幇間」
...湧然とゲームの始終にまつわるものであり...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...そして自意識がそのやうに満足した時にのみ人の心に湧然と起つて来る一種の愛感――凡ての悲劇的運命の中に生死を賭して真剣に生きてゐる人々...
長與善郎 「青銅の基督」
...もちまえの好奇心が湧然とむらがりおこり...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...湧然として私の胸にわきあがつてきた...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...興趣は更に湧然として尽きぬのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...天災に縛られていた人間の心が今や町全体の上に湧然と涌(わ)きのぼっているような心持ちである...
和辻哲郎 「地異印象記」
...それを聞いたときに湧然(ゆうぜん)と起こってくる気分...
和辻哲郎 「松風の音」
...峨々たる日本アルプスの連峰が蜿々として横たわるを見れば胸には宇宙の荘厳が湧然として現われる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
...おのずから湧然(ゆうぜん)として味がわかってくる...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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