...澎湃(ほうはい)と天に昇(のぼ)るのを聞いた...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...澎湃(はうはい)として彼を襲つて来る...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...其勇ましい唸き聲が、眞上の空を擘(つん)ざいて、落ちて四匝(あたり)の山を動かし、反つて數知れぬ人の頭を低れさせて、響の濤の澎湃と、東に溢れ西に漲り、甍を壓し、樹々を震わせ…………………………弱り弱つた名殘の音が、見えざる光となつて、今猶、或は、世界の奈邊(どこ)かにさまようて居るかも知れぬ...
石川啄木 「漂泊」
...澎湃として洪水のごとく侵入してきた...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...激浪の鞳澎湃たるを見て...
高木敏雄 「比較神話学」
...澎湃(ほうはい)たる波濤(はとう)の如く常に身辺に押寄せつつある...
高浜虚子 「俳句への道」
...澎湃(ほうはい)として...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...澎湃(はうはい)とした潮流となつた...
田山録弥 「小説新論」
...十九世紀から二十世紀にわたつて澎湃として起つた Sturm und Drung の大きな『あらはれ』であると言はれ得る理由がある...
田山録弥 「小説新論」
...これが実現した暁には北西の空からあらゆる波長の電磁波の怒濤(どとう)が澎湃(ほうはい)としてわが国土に襲来するであろう...
寺田寅彦 「北氷洋の氷の割れる音」
... 620澎湃としておしよする波濤の怒ものとせず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いぶけば潮澎湃と嵐の下に湧き上る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...鹿渡しの岬に近づくと波は澎湃として船が思ひ切つて搖れる...
長塚節 「鉛筆日抄」
...文久二年とともに湧き起る澎湃(ほうはい)たる行動期の一特色は...
服部之総 「志士と経済」
...澎湃たる絶望感とに沈湎して骨にならぬ限りは拓かるべき道もないとおもつてわたしはあのやうな山径ばかりを転々としてゐるのであるが...
牧野信一 「痩身記」
...いまや澎湃たる太平洋の風雲をゆくてに臨みながら...
吉川英治 「折々の記」
...――澎湃(ほうはい)たる世上の風雲をごらんなさい...
吉川英治 「三国志」
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