...現に仏画師はダアワのことを蓮華(れんげ)夫人と渾名(あだな)している...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...僕はあいにく今日ではそれらの渾名を忘れている...
芥川龍之介 「追憶」
...桐葉分封二百余、蒼々陰護九松居、無端燬倣渾間事、同病応憐道士徐...
石原莞爾 「戦争史大観」
...およそ事物は発生当時は渾沌(こんとん)として唯一である...
大隈重信 「日本の文明」
...渾身(こんしん)のちからで...
太宰治 「姥捨」
...「佩刀を渾に贈れ」と言った...
田中貢太郎 「陸判」
...ルドルフのことを妙子が冗談にそう呼び始めた渾名(あだな)なのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それは痛みを怺(こら)えることに渾身(こんしん)の努力を要するので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私の方は猫の先生という渾名である...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...三面ハ渾(スベ)テ本郷駒籠谷中ノ阻台ヲ負ヒ...
永井荷風 「上野」
...島田は鉄砲玉じゃという渾名(あだな)があったそうな...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかして今ここに特に壮大雄渾を挙ぐる者は...
正岡子規 「俳諧大要」
...(ただし壮大雄渾なるものに至りてはかえって上世に多きを見る)されば唐時代の文学より悟入したる芭蕉は俳句の上に消極の意匠を用うること多く...
正岡子規 「俳人蕪村」
...充溢にほかならぬ渾沌の世から抜き出して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...『教行信証』は思索と体験とが渾然として一体をなした稀有の書である...
三木清 「親鸞」
...吐谷渾かつて波斯(ペルシヤ)馬を得...
南方熊楠 「十二支考」
...鳥居とそのうしろの雄渾な反り橋の様式化に応じて...
宮本百合子 「あられ笹」
...彼等の「客観」を芸術としての渾一にまでキタエあげているものは...
三好十郎 「恐怖の季節」
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