例文・使い方一覧でみる「渾」の意味


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...やがて身の力をあつめて其鍋を投げ返した...   やがて渾身の力をあつめて其鍋を投げ返したの読み方
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」

...天眞とも離れ過去の然たる文明とも離れた吾人の世界は「新生の歌」が響くには餘りに黴臭い...   天眞とも離れ過去の渾然たる文明とも離れた吾人の世界は「新生の歌」が響くには餘りに黴臭いの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...しかしあの校歌をして莊重にして雄...   しかしあの校歌をして莊重にして雄渾の読み方
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」

...餅と米と大根とが然としてうまさそのものとなる...   餅と米と大根とが渾然としてうまさそのものとなるの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...これだけ切ってしまってもおそらくこの映画価値は決して損失を受けないばかりかむしろいっそう然(こんぜん)としたものになりはしないかという気がするのである...   これだけ切ってしまってもおそらくこの映画価値は決して損失を受けないばかりかむしろいっそう渾然としたものになりはしないかという気がするのであるの読み方
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」

...身(からだじゅう)の全神経がそれに錘(あつま)って来て...   渾身の全神経がそれに錘って来ての読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...全体が一した球形の仙人掌とは比較にならない...   全体が渾一した球形の仙人掌とは比較にならないの読み方
豊島与志雄 「二つの途」

...まだ形を具えない恐怖と歓喜との沌たる時刻である...   まだ形を具えない恐怖と歓喜との渾沌たる時刻であるの読み方
豊島与志雄 「真夜中から黎明まで」

...身(こんしん)の憎悪に震え上り...   渾身の憎悪に震え上りの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...その大壁画の雄(ゆうこん)にして堅牢なる...   その大壁画の雄渾にして堅牢なるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...これはコルトーの雄(ゆうこん)な演奏をもって第一とする...   これはコルトーの雄渾な演奏をもって第一とするの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...雄(ゆうこん)壮麗なものであったが...   雄渾壮麗なものであったがの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...ただ身の努力をもつてわづかに接近しうる理想である...   ただ渾身の努力をもつてわづかに接近しうる理想であるの読み方
波多野精一 「時と永遠」

...雄(ゆうこん)...   雄渾の読み方
正岡子規 「俳人蕪村」

...沌(こんとん)...   渾沌の読み方
正岡子規 「墨汁一滴」

...在来の文を取って侖(こんろん)に承認すべきものではない...   在来の文を取って渾侖に承認すべきものではないの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...断末とはいえ口惜しまぎれの力(こんりき)...   断末とはいえ口惜しまぎれの渾力の読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...少なくともこの殿堂の然(こんぜん)とした美しさの一つの要素となっているだけでも...   少なくともこの殿堂の渾然とした美しさの一つの要素となっているだけでもの読み方
和辻哲郎 「古寺巡礼」

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