「渠」の意味
用水路
小説での「渠」の使い方
...一つは渠の性質に...
石川啄木 「足跡」
...働きの鈍り出した渠の頭に聞えて来た...
石川啄木 「病院の窓」
...淺間しい!恁(か)う思ふと渠は...
石川啄木 「病院の窓」
...濃(こまや)かなる一脉(みゃく)の煙は渠(かれ)の唇辺(くちびる)を籠めて渦巻きつつ葉巻の薫(かおり)高かりけり...
泉鏡花 「海城発電」
...渠はそんなことには頓着なしで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠は思はず身の毛をそうげ立てた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どうすることも出來ないぢやアありませんか?」「馬鹿!」渠は私(ひそ)かに應じて立ちあがつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...――渠は右を向いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もう、くツ付くなり、何となりしろと、義雄は心を落ち着けて、渠の留守二階で、渠の自炊兼用の机に向ひ原稿の續きを書いてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「社も君の手にかかる樣では、もう、駄目ぢや、なア」と氷峰が冷かすと、渠は、「なアに、まア、精々勉強し給へ」と、てんで洒々(しやあ/\)したものだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠は勝ち誇つてゐた相撲がきはどいところで脊負ひ投げを喰つたと同樣な恥辱を感じた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」年増は變な手つきで渠を打つ眞似をして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一枚毎に何錢ときまつてゐる蒲團をさう贅澤に貸りるまでもないと云つて、渠はかの女が、「見ツともない」と反對したに拘らず、この室に一と組しか置かせなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それと舞台との間に溝渠(こうきょ)のような白洲(しらす)が...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...シャン・ゼリゼー川岸通りの大溝渠(だいこうきょ)の出口の上で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...排水はこの頃流行の暗渠排水をやればいいし...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...或渠流を引いて水碓(すゐたい)を設く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「船渠(ドック)会社の構内で掏(す)ったんでしょうね...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
便利!手書き漢字入力検索
