...その上に主役となる老優の渋くてこなれた演技で急所急所を引きしめて行くから...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...行くのを渋くった...
徳田秋声 「足迹」
...」銀子は渋くった...
徳田秋声 「縮図」
...総体に渋く黒ずんでいる中に...
夏目漱石 「永日小品」
...私は雨戸の方を開けました」「そのとき確かに締っていたんだね」「桟が渋くて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕食はおさげになりました」笠原は渋くうなずくと...
久生十蘭 「雪間」
...渋くニヤリと笑うと...
久生十蘭 「予言」
...一段と渋くなった声音が...
正岡容 「小説 圓朝」
...声が江戸前に渋く嗄(か)れて...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...眼や鼻は硫黄の煙りで害されたように渋く充血した...
松永延造 「職工と微笑」
...渋いの渋くないのって...
水上滝太郎 「果樹」
...」梵妻は現在口の中が渋くて堪らなそうに...
水上滝太郎 「果樹」
...「どう? ちっとも渋くはないわねえ...
水上滝太郎 「果樹」
...渋くていけません...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...そのぶちは胡麻塩というほど渋く落付いてもいず...
宮本百合子 「犬三態」
...なるほど渋く落ちつきがいい...
三好達治 「オルゴール」
...枝ぶりの、尋常でつつましいのと、渋く、見飽きのしない葉の色とに、彼はひじょうな愛着を感じていた...
山本周五郎 「竹柏記」
...お粂としては銀杏(いちょう)返しか松葉くずしにでも渋く結うつもりでいたのが...
吉川英治 「江戸三国志」
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