...』と答へたお八重はツンと済してゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...骨をえぐらねば気が済まなんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...博士はインキ壺のやうに落(おち)つき払つて済ましてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...頭がとぎれとぎれになるものだから大変な不経済になります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...何とかして鈴のお産を無事に済ませてやりたくて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それらが綜合せられて「純粋経済学要論」(Elments d'conomie politique pure)の第一版第一分冊が一八七四年に...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...それが済むと、余所行(よそゆ)きに着替えて、スッと店頭(みせさき)へ出て来た...
徳田秋声 「新世帯」
...そして高々思い出したように経済学や政治学の助手となったり助言者となったりしようと願うような...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...従つて書かなくては済まない...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...今にしてこれを顧(かえりみ)ると済(す)まぬことをしたと思うことがたびたびある...
新渡戸稲造 「自警録」
...公儀へお届を済まさなければ小永井の家に疵(きず)が付く――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おむら 先程は済みません...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...砲術修業と書いたならば済むだろうと云う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...とりいれの済んでがらんとした沼ばたけの中の小さな村を通りかかりました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...禁厭(まじない)をして飲ませなくては気が済まないのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...史学に非んば何ぞ之を済(すく)ふに足らん...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...国家将来の経済的みとおしが信用できないため...
山本周五郎 「季節のない街」
...それから自分自身は跡片付(あとかたづけ)を済ますと大急ぎで支度を整えて...
夢野久作 「木魂」
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