...墓場の石にさしかゝる清い暈(かさ)きた月あかり……おほがらの后(きさき)メッサリイヌよ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...いつのころか、ここはカトリックの修道院(しゅうどういん)になって、道徳堅固(けんご)な外国の僧侶(そうりょ)たちが、女人禁制(きんせい)の、清い、きびしい生活を送り、朝夕、聖母(せいぼ)マリヤに対する礼拝(れいはい)を怠らない...
海野十三 「少年探偵長」
...思ふさま山の清い※気(けいき)を吸つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...清い宝玉でもちりばめたような星は次第にその数(すう)を増して行った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...生籬(いけがき)には清い野薔薇(のばら)が花を開いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...清い新鮮(フレッシュ)な気が夜を罩めて...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...最も清い交わりのうちにも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...水草(みずくさ)の花に蜻蛉(とんぼ)のとまっていたような清い小流(こながれ)であったのであろうと...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...あの清い清い富士山の山霊が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...かうした樣々のものが彼女等にとつて清い甘い悦(よろこ)びの泉であつたやうに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人が皆清い寒気をさえ覚えて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またその人に清い恋として告白している時には賢い人になっているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...………かれらのそういう清い睡眠前の三十分に親鳥のように羽根をひろげたお俊は...
室生犀星 「童話」
...和泉の国の清い土を船ではこび...
室生犀星 「姫たちばな」
...どの家にもささやかながら庭があり庭には雨あとの水がたまつてゐる清い水の上に木の影がある...
室生犀星 「忘春詩集」
...または清い苦労のなさそうな子供の笑声が洩れるのであった...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...又清い神木の一枝であることもあつた...
柳田國男 「祭のさまざま」
...瀟洒(せうしや)とした清い美を保つて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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