...「初深雪(はつみゆき)降(ふり)にけらしなあらち山越(こし)の旅人(たびびと)※(そり)にのるまで」この哥をもつても我国にそりをつかふの古(ふるき)をしるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...いやが上にも降り積もる深雪の下に圧(お)しつぶされて死んだようになっていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...深雪は、自分から、口を利きたくなかったが「ひょんなこととは?」「それが、その――実、全くの、ひょんなことでね」庄吉は、こう云ったまま、又、黙ってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪は、本当とも、嘘とも判らぬ話を、妙な男から聞いているよりも、早く、兄のことを確めたかった...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪は、短刀を押頂いて、懐中した...
直木三十五 「南国太平記」
...雑用婦のする務である廊下の雑巾がけを深雪に命じ...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪は(何う云って...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪は、寝間着の裾を結んで、蒲団を押えて、もし、手でも出したなら、容赦すまいと、呼吸をこらしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...この腕に、書類を握らせておいたら、自分が持っているよりも安心だし――(ひょっとしたら、この腕に、足が生えて、深雪のところへ、この書類を届けてくれるかもしれんぞ)と、いう気さえした...
直木三十五 「南国太平記」
...半畳でも入ったら、ぽーっとすらあ」「半畳って、何?」と、深雪が聞いた...
直木三十五 「南国太平記」
...「乗りかけた船でござんして――」「深雪...
直木三十五 「南国太平記」
...心苦しいから――」「それは判っておりますが、この深雪さんが、お由羅邸へ、奉公に上んなすったのも、他人の世話でございますよ...
直木三十五 「南国太平記」
...そして、そう思うと同時に、いつまでも、深雪深雪と、物にもならない娘っ子を、命がけで追い廻している庄吉に、情なさと、嫉妬と、腹立たしさが、起ってきた...
直木三十五 「南国太平記」
...「その、お侍は、いい男で、齢の頃、二十二三か、四五ではないか」「そうえ――本当に、そっくりよな、爺さん」婆は、深雪を、じっと、眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...血塗れになって悶(もだ)えて転がっている深雪の姿が...
直木三十五 「南国太平記」
...茶店を出ると、庄吉は「お嬢さん」そう声をかけて、じっと、深雪の横顔を、眺めながら「あっしゃ、覚悟しておりますよ」「妾も、しております」「腕は、片方しかないが、なあに、人間一心凝めて――矢の立つためし有りってんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪の身体の上で...
直木三十五 「南国太平記」
...「庄吉っ」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
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