...行平どのは根が公卿育ちの芋の煮えたも御存じなきノホヽンだから今度は御自身毎日車に召して深草の百夜(もゝよ)通ひも物かはと中々な御熱心であつた...
内田魯庵 「犬物語」
...深草の藤森神社へ参詣した...
薄田泣菫 「茶話」
...成ろう事ならそっと深草の里へお迎え申して...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...わたくしと一緒に深草へお出で下さいまし...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...深草(ふかくさ)の元政上人(げんせいしょうにん)は男子の男子たる印(しるし)あったら邪魔になるのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...その深草の少將ぢやない矢並行方といふ浮氣侍が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...深草の実家で病気で死んだのだと信じこんでいたので...
久生十蘭 「無月物語」
...京の深草(ふかくさ)の雀のお宿などでは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...フキやイタドリの深草を潜りながら...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...ついに深草の隠れ家を出たのであるが...
吉川英治 「私本太平記」
...後深草(ごふかくさ)天皇と立てたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...もともと御正嫡(ごせいちゃく)たる後深草には...
吉川英治 「私本太平記」
...これでお気弱な後深草の長い鬱積もいッぺんに霽(は)れたわけだ...
吉川英治 「私本太平記」
...法皇(後深草)のおそばにおはしましつるを...
吉川英治 「私本太平記」
...八幡(やわた)、山崎、竹田、宇治、勢多(せた)、深草、法勝寺などにわたる夜来(やらい)からの赤い空は、ただまっ黒なものとなり、小雨はやんで、東山のみねには、かつてこの世へ現わしたこともないような色をした不吉な太陽が、のっと顔を出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...四ここらはもう深草村(ふかくさむら)に近い...
吉川英治 「源頼朝」
...洛南深草の安養院という廃院に移った...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...同じ深草の極楽寺の旧趾に一寺を建立して喜捨しようと企てた尼僧があった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
