...要は唯その深味に...
田山録弥 「雨の日に」
...曲もモーツァルトの晩年を特色づける深味がある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あるいは澱(よど)む深味へ風が過ぎてゆくようになったりする音色(ねいろ)は...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...顔に深味がついて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...そのうちになんともいいようのない深味のある笑顔になって...
久生十蘭 「復活祭」
...深味のある声で答えました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...深味のある色(甚(はなは)だ不完全な言い方だがそれはピカソの或る絵のような色なのだ)で塗り潰(つぶ)されていると思っていて頂きたい...
堀辰雄 「鳥料理」
...深味のある色(甚だ不完全な言ひ方だがそれはピカソの或る繪のやうな色なのだ)で塗り潰されてゐると思つて居て頂きたい...
堀辰雄 「鳥料理」
...深味につき落したのも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人間の優しさや深味の少い淋しさを与えているのだと思う...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...深味がなくて、あちこちの線を長く引いたりするのに技巧を用いたものは、ちょっと見がおもしろいようでも、それと比べてまじめに丁寧に書いた字で見栄(みば)えのせぬものも、二度目によく比べて見れば技巧だけで書いた字よりもよく見えるものです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...深味のあるような人でもない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一方は何の深味もなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...決してそれの深味や重味に負けていないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことに秋の水は銘刀(めいとう)の深味(ふかみ)ある色にさえたとえられている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かの女が読むと、かの女の感情が、文を生かして、わずかな辞句(じく)にも、深味が加えられ、聞く者みな、涙をながした...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんともいえない深味のある色じゃございませんか」すぐそこまで来たのをみると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...深味のある錵(にえ)の色に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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