...皆(みな)もの優(やさ)しく深切(しんせつ)であつた...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...案じて安堵の山小屋より深切(しんせつ)に多人数で捜しに来た...
泉鏡花 「遺稿」
...されば丹濃や太都夫の深切に對しても十分に同情は寄せて居る...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...深切(しんせつ)なる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...こういう種類のお上の御深切から出た「検束」ならちょっとは数え切れないほどあるが...
大杉栄 「獄中記」
...家の人々も気易くて深切だ...
種田山頭火 「行乞記」
...緑平さんの深切に甘えて滞在することにする...
種田山頭火 「行乞記」
...ちよつとした深切であるが...
種田山頭火 「行乞記」
...女のボテフリがきて『お魚はいりませんか』深切か皮肉か...
種田山頭火 「行乞記」
...仕出屋の内儀さんの深切に厚くお礼を申上げる...
種田山頭火 「行乞記」
...山がひらけるともう久万町だった、まだ日は落ちなかった、札所下の宿に泊ることが出来た、おばあさんなかなかの上手者、よい宿である、広くて深切で、そして...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...若い馬子(まご)の深切を謝したものの...
近松秋江 「狂乱」
...あの深切な人々が今苦しんでゐるのです...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...何(いず)れも皆深切の情に出ることにして...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...社会の先達たる学者教育家の不深切と...
福沢諭吉 「新女大学」
...何だか深切そうな好(い)いお祖父(じい)さんらしいので...
二葉亭四迷 「平凡」
...深切に玄坊をだました...
牧野信一 「蚊」
...何よりも併し早川先生の卒直と深切とに満ちた快弁がサロンの情調を引立てる中心を成して居た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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