...寺の名は、亮朝院、神佛混淆の痕跡、七面大明神の額に殘れる堂前に、石の仁王あり...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...加うるに砂泥の混淆するを示す...
高木敏雄 「比較神話学」
...その頃神仏混淆(こんこう)であった従来からの習慣(しきたり)が区別されることになった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...他族を混淆(こんこう)せぬ単民族だけで現在あるような人口が増殖して大陸内に幾つかの都会が営まれているのではないかと...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...共同・混淆・妥協さえが現に見られる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...どうもそれ以外の要素と混淆され稀釈されて了うようである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...封建性に由来する官僚的・軍閥的・勢力との混淆・妥協によって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この新しいマルクス主義的観念の断片が混淆していることは勿論であるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...すなわち教会と国家という別個な二者の本質の混淆(こんこう)は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...竃鬼が貌を現じた催眠術様の怪異なことが混淆して」くるのも...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...牛や羊や豚の啼き声――それらのすべてが混淆して一つの調子外れな音響となるのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...彼女の父親が一種の愛惜と無關心との不思議な混淆から自然とさういふ状態におかせてあつたのである...
堀辰雄 「おもかげ」
...景樹の歌がひどく玉石混淆(ぎょくせきこんこう)であるところは俳人でいうと蓼太(りょうた)に比するが適当と被思(おもわれ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...多くは玉石混淆(こんこう)せり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...「誤謬と強力との混淆物」と彼には思はれた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...怒と焦躁(しょうそう)とが絶えず混淆(こんこう)している...
三木清 「人生論ノート」
...不敢混淆...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...かねて米と混淆して洗って炊(かし)ぐばかりにしてあるのを...
柳田国男 「木綿以前の事」
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