...それでいて関西の地理に通じないころは何処か京都の郊外であるらしくかんがえながらはっきりところをつきとめようという気もなかったのであるがその御殿の遺跡は山城(やましろ)と摂津(せっつ)のくにざかいにちかい山崎の駅から十何丁かの淀川(よどがわ)のへりにあって今もそのあとに後鳥羽院を祭った神社が建っていることを知ったのはごく最近なのである...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...お昼すぎまで大淀――大淀川を東に渡つたところの市街地――を行乞してから...
種田山頭火 「行乞記」
...父はこの淀井を伴い...
永井荷風 「狐」
...少しかすれた声で淀(よど)みなく言ってのけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...天下の大阪の城を傾けた淀君(よどぎみ)というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ビクビクしてをりましたが――」平次は言ひ淀むのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次はフト足を淀ませました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淀、大坂よりこの数日に発向した者どもだけでも、七十余大名、五万余の兵と聞く...
吉川英治 「大谷刑部」
...ここは淀川の北岸...
吉川英治 「私本太平記」
...淀を溯(のぼ)るのは」やっと揺り起して...
吉川英治 「私本太平記」
...――そのご叡山の山門勢力を手におさめていた大塔ノ宮は、虚(きょ)をついては、六波羅をなやましぬき、淀、山崎方面の赤松勢も、いぜん執拗にくいさがって、六波羅ノ守備を、ほとんど手薄にさせている...
吉川英治 「私本太平記」
...淀の小橋のたもとに坐って...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の側室に入って淀君(よどぎみ)となり...
吉川英治 「新書太閤記」
...その儘の姿で一緒に淀(よど)まで急いだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...淀川を小舟でさかのぼって大阪の外に出...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...難波の淀の口に、たくさんの船を借りあつめ、今か今かと、ご出軍を待っていたが、とうとうお沙汰なしで、えらい手違いをやってしもうた...
吉川英治 「源頼朝」
...一すじの淀川が中津川と天満川とに岐(わか)れるところである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大坂城の淀君よりも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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