...氷のような涼しさが...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...海から来る風の涼しさと云ったら」茶店に休んで...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...黒姫おろしが涼しさに過ぎた...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...日中の暑さ、朝晩の涼しさ...
種田山頭火 「其中日記」
...その刺激のために生ずる特殊の感覚がいわゆる涼しさであろう...
寺田寅彦 「備忘録」
...その豆腐が実に涼しさのかたまりのように思われた...
寺田寅彦 「涼味数題」
...シンガポールやコロンボでは涼しさらしいものには一度も出会わなかった...
寺田寅彦 「涼味数題」
...そのまへの蓮瓶にはすぎた夕だちの涼しさを玉にしてる幾枚の葉とほの白くつぼんだ花がみえる...
中勘助 「銀の匙」
...松林の中は日蔭になつて吹き通ふ風の涼しさ...
永井荷風 「買出し」
...夜の涼しさに銀座の賑(にぎわ)いが復活する時分...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...昼間の涼しさに引替へふけるにつれてます/\激しくなるのに堪へかね...
永井荷風 「来訪者」
...如何にも涼しさのあふれる名品である...
中谷宇吉郎 「桂浜」
...色の浅黒さと、眼元の涼しさと、そして聡明らしさから来る抜群の魅力と、健康と野性と、情熱で醸し出された不思議の肉感が、若い殿様をグイグイと捕虜(とりこ)にしてゆきます...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...今日が又大変な涼しさなので先づ恵まれた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いま彼は不思議な好い気持の涼しさと安息とを味った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...「人豆を打つ」「涼しさ広き」「窓をうづめてさく薔薇」などいうがごとく...
正岡子規 「曙覧の歌」
...汗は元来乾いて涼しさを与えるために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...庭前の緑の葉を潜り流れている水の涼しさを眺めたとき...
横光利一 「旅愁」
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