...その稻穗草がどこまでも涼しい風に目ざましい緑りの色を浪打たせてゐるのが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...妹よおれは焼けただれた煉瓦屋根の下へ帰ってゆくさわやかな涼風に胸をふくらせて――獄中詩篇のうち(『詩精神』一九三四年九月号に発表 同年十月前奏社刊『一九三四年詩集』を底本)...
榎南謙一 「天瓜粉」
...荒涼と果しなくつづく窓外の眺めに目をさらすと...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...・朝月まうへに草鞋はかろく・よち/\あるけるとしよりに青田風・朝月に放たれた野羊の鳴きかはし・田草とる汗やらん/\として照る・木かげ涼しくて石仏おはす(改作)・炎天の虫をとらへては命をつなぐ・一人わたり二人わたり私もわたる涼しい水・重荷おろすやよしきりのなく小豆飯と菓子とのおせつたいをいたゞいた...
種田山頭火 「其中日記」
...うまく死ねないものか!・食べる物がない涼しい風がふく・どうせもとのからだにはなれない大根ふとる生えて移されてみんな枯れてしまつたか・酒と豆腐とたそがれてきて月がある・青田風ふく...
種田山頭火 「其中日記」
...涼しい快い夏の朝を味ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...信濃路(しなのじ)は冬の訪れるのが早いのでもう荒涼たる色が野山に満ちて...
長谷川時雨 「九条武子」
...ひどく荒涼としたその景色にしつくりしてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...涼しい風が頭の上を吹いてゆきます...
林芙美子 「クララ」
...緑のペンキ塗りの陳列のなかのぴかぴか光る金色、赤、コバルト、陶の涼しさ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...涼しい落葉松林の中へ散歩して...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...まるで泣いた後のやうな涼しい気持になつて街に急いだ...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...「父帰る」の娘を藤田、「涼風」の役は、三益・北村に振り分ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...涼風とともにすこし計画を実現し一日に少しずつものもかきたいと思って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...川の瀬音といっしょに涼しい風が吹きあげて来た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あれは如何なるお気持であったのですか」「西涼は...
吉川英治 「三国志」
...涼衣(すずぎ)に着代えるまも惜しむように...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ちょうど外の涼み台で...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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