...唯この絹地は少し涸(か)らした生絹に湯引きをしたのを使用してますので...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...容易に涸渇する筈がないと信じて居た私の思想は...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...熱病患者のそれのように干涸(ひか)らびて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...旅のこどもが犬ころを持つてゐる(ルンペン)・けふもいちにち風をあるいてきた山ふところの水涸れて白い花・風のトンネルぬけてすぐ乞ひはじめるもう葉桜となつて濁れる水に同宿は土方君...
種田山頭火 「行乞記」
...声が涸れたよ・山ふかくして白い花夕立晴れて夕焼けて雲が湧いて天龍はすつかり暮れて山の灯ちんがり・山が月が水音をちこち五月三日晴...
種田山頭火 「旅日記」
...それならば情涙の涸渇(こかつ)したと思っていたこの薄雲太夫の後身にもやっぱり人並の思いやりはあるのだ...
近松秋江 「霜凍る宵」
...干涸(ひから)びた暮しの立て方をしている者もあるさ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...聲を涸(か)らしてそれを追つ拂つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万物涸れつくして物音一つなく...
久生十蘭 「新西遊記」
...咽が涸(かわ)いていけないから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...――「すつかり水の涸れてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...楊州の津も見えそめて雲の峰雲の峰四沢(したく)の水の涸(か)れてより旅意二十日路(はつかぢ)の背中に立つや雲の峰のごとき皆十分の力あるを覚ゆ...
正岡子規 「俳人蕪村」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...それに沿って内側には涸れることのない二条の流れがあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長く置けば涸(か)れてきて色の冴えがなくなる...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...渭水の水が一日増しに涸れて来た...
吉川英治 「三国志」
...敵はただその涸渇(こかつ)を待っていて...
吉川英治 「三国志」
...郷々(さとざと)の田涸(たが)れを検見(けみ)にまいったなどと申しながら...
吉川英治 「私本太平記」
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