「涸」の意味
水が干上がること
小説での「涸」の使い方
...よくもあれで涙(なみだ)が涸(か)れなかったと思(おも)われるほど泣(な)いたのでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...我涸れたる咽(のんど)を潤(うるほ)しゝが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...新照院附近の井水は濁り又は涸渇せる事實あり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...噴水の涸れてゆく御殿の中庭...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「石工」
...自分たちは丁度北穂高の頂(いただき)から涸沢のカールの方へ下りてきたのだった...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...水がすつかり涸れて...
種田山頭火 「其中日記」
...森はだんだん少なくなる、河は涸れてゆく、鳥はいなくなる、気候はだんだん荒くなる、そして土地は日ましに、愈々(いよいよ)ますます痩(や)せて醜くなってゆく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...冬は大抵涸(か)れて了う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ちょうど咽喉(のど)が涸(かわ)いていたので...
中島敦 「環礁」
...むかし豆腐川が流れていた涸谷(かれたに)の磧に出た...
久生十蘭 「春の山」
...常に混濁且つ涸渇するので...
久生十蘭 「魔都」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...以て大海を乾(ほ)し涸(か)らそうと懸った...
南方熊楠 「十二支考」
...殺さばその住(とど)まる水涸(か)ると信じ...
南方熊楠 「十二支考」
...その年の七月末から品川漁師町の井戸が涸れ...
武者金吉 「地震なまず」
...」暫し涸れたる涙の泉は又溢れて愛らしき頬を流れ落つ...
森鴎外 「舞姫」
...敵はただその涸渇(こかつ)を待っていて...
吉川英治 「三国志」
...涸(か)れはてている涙を顫(おのの)きこぼした...
吉川英治 「日本名婦伝」
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