「涯」の意味
物事の果てや限界
小説での「涯」の使い方
...木に竹を接ぐような少しも成長しない価値のない生涯ではないと思います...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...余の生涯は要するに居士の好意に辜負(こふ)した生涯であったのであろう...
高浜虚子 「子規居士と余」
...からすの生涯がうらやましかったら...
太宰治 「竹青」
...名前は忘れたが或る外国人のあらわしたショパン伝を読んでいたら、その中に小泉八雲の「男は、その一生涯に、少くとも一万回、女になる...
太宰治 「女人創造」
...房一の帰郷開業はその生涯を劃する大きな変化でもあつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...庸三は不幸な長い自身の生涯を呪(のろ)いさえするのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...いやもつと遠くへ――バルチク海の涯(はて)まで行かう...
ボードレール 富永太郎訳 「ANY WHERE OUT OF THE WORLD」
...闇に埋もれてる涯(はて)しない平野の寂しさを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...生涯の終わりにおいては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生涯を共にした夫を失つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仏印での二人の思ひ出は何といつても生涯(しやうがい)のうちでの大きな出来事なのである...
林芙美子 「浮雲」
...人間の生涯に於ける最も変化の著し…………青年の主題第一章 港町で青年の姿と父の姿を描き...
北條民雄 「青年」
...生涯(しょうがい)の生活に事を欠かない準備は十分にしておいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きのう一つの生涯を送ったと見做(みな)せば見做されない事はないでしょう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...たった一人のために生涯を賭けることさえある...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...生涯の運命を血みどろにしてしまふ...
吉川英治 「折々の記」
...「あなたの生涯の御大志じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の生涯を補足する足しになるほどな文字はない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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