...友人の話を聞いて、涕泣してしまった...
...彼女は涕泣しながら、訴えた...
...涕泣する姿を見て、私も涙が出てきた...
...涕泣したら、目の周りの化粧が崩れてしまった...
...彼の劇は、観客を涕泣させるほど感動的だった...
...何と云ふ情(なさけ)ない言葉だ!(涕泣(ていきふ)す)阿蘭陀の女...
芥川龍之介 「長崎小品」
...情切ニシテ涕泣言ウ所ヲ知ラズ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...微笑と涕泣、もってわが家の焼尽し行くさまを眺めんかな...
大杉栄 「獄中消息」
...七人相共に涕泣せしが...
高木敏雄 「比較神話学」
...十五日、丁酉、晴、和卿を御所に召して、御対面有り、和卿三反拝し奉り、頗る涕泣す、将軍家其礼を憚り給ふの処、和卿申して云ふ、貴客は、昔宋朝医王山の長老たり、時に吾其門弟に列すと云々、此事、去る建暦元年六月三日丑剋、将軍家御寝の際、高僧一人御夢の中に入りて、此趣を告げ奉る、而して御夢想の事、敢て以て御詞を出されざるの処、六ヶ年に及びて、忽ち以て和卿の申状に符合す、仍つて御信仰の外他事無しと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...その涕泣に迫力を添えるには適度の訓練を必要とするのではなかろうか...
太宰治 「女の決闘」
...往来老若之を見る者涕泣充満たり...
太宰治 「津軽」
...泣いてもその泣くのがすぐ拭はれて晴々しくなつて行く涕泣(ていきう)である...
田山録弥 「西鶴小論」
...痛烈な涕泣だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...百年後にはこの中の一人も生残っていないであろうことを考えて涕泣(ていきゅう)したというペルシャの王様のように...
中島敦 「狼疾記」
...被告席から涕泣(すすりなき)の声がした...
平出修 「逆徒」
...姫はかすかに涕泣(すすりな)きを洩らす...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...追憶で感傷的になった合爾合(カルカ)姫の涕泣(すすりな)きが高まる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...師と五百道士と涕泣して太子を送り崖頭に至れば...
南方熊楠 「十二支考」
...犬※徨涕泣(ほうこうていきゅう)走って船に還りまた草中に反(かえ)る...
南方熊楠 「十二支考」
...弟涕泣求再塑之不已...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何の怨(うら)みでこのようなムゴイ事をしたかと(涕泣(すすりなき))タッタ一言でよろしう御座いますからキットお尋ね下さいませ(涕泣)……一郎が正気でおりますうちにその人間の事を尋ね出し得ませなんだのが残念で残念で……わかったら骨を噛み砕いても飽き足らぬと(涕泣)……イエイエ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...涕泣(なんだ)おち...
吉川英治 「三国志」
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