...旧友はみな清三の蒼い顔に沈んだ調子と消極的な言葉とをあやしみ見た...
田山花袋 「田舎教師」
...しかしこれはあまりに消極的な考えかもしれない...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...その意味で消極的な役割しか持たなかったのだが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一般に弁証法が彼によって消極的なものと考えられた理由も...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この特徴の積極的意義と消極的な制限とを露出させることが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...物を正面から云わない消極的な裏からの表現だという種類の考え方が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...処でカントのこの云わば消極的な弁証法を積極的なものと考え直したものが...
戸坂潤 「辞典」
...そういう意味に於て消極的な人格しか持たないことが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...プロタゴラスは云わば消極的な懐疑論者であったと云っていいかも知れない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...こうした理由は消極的な一面で...
豊島与志雄 「常識」
...しかも自然の猛威に対しては全く消極的な防禦に止まらざるを得ないのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...因循な動作で凡ゆる消極的な反抗を試みるのであつた...
牧野信一 「F村での春」
...「消極的な人を讚美するのも變ぢやありませんか...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...消極的な事実であるけれども...
柳田国男 「海上の道」
...けれど彼の返辞は官兵衛の熱情にくらべれば消極的なこと多分だった...
吉川英治 「黒田如水」
...彼の消極的な意見を痛罵(つうば)した...
吉川英治 「三国志」
...彼はそんな消極的な戦法を好む性格ではないが?」ひとり関羽は怪しんでいた...
吉川英治 「三国志」
...生きながらえていようというだけの消極的なものではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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