...その前日までコクテールグラスの外側に浮く露を啜っていた唇は...
石川欣一 「可愛い山」
...宙に浮く花びんそれから...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...今度は歯の浮くような響がした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
......
大手拓次 「蛇の花嫁」
...地面を蹴ってとびさえすれば何だか身体が浮くだろうという気のする...
田畑修一郎 「石ころ路」
...歯の浮くようなことを一度も誓い合ったことがない...
豊島与志雄 「憑きもの」
...歯の浮くようなことを言わなかった時代ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...千人殺せば年に五千俵の米が浮く...
中里介山 「大菩薩峠」
...改名披露ってなことに致したいもんでげすが……」相も変らず歯の浮くような調子で...
中里介山 「大菩薩峠」
...白き筋の横縦に鏡に浮くとき...
夏目漱石 「薤露行」
...娘は身も浮くばかり...
野村胡堂 「悪人の娘」
...身も浮くばかりに泣いて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足が地面から浮くような気持だった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...曲馬(きよくば)の馬は泣くべき暇(いとま)も無し、慳貪(けんどん)なる黒奴(くろんぼ)の曲馬(きよくば)師は広告のため、楽隊の囃(はや)しに伴(つ)れて彼を歩(あゆ)ませぬ……夜の声手風琴(てふうきん)が鳴る……そんなに、そんなに、驢馬(ろば)が啼(な)くやうな、鉄葉(ブリキ)が慄(ふる)へるやうな、歯が浮くやうな、厭(いや)な手風琴(てふうきん)を鳴らさないで下さい...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...酔っているのですぐ足が浮く...
吉川英治 「剣難女難」
...強(た)っても」「そのお覚悟ならば」「浮くか沈むか弦之丞が運の岐(わか)れ目」「ほんとに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...寸分違わぬ空に浮く夢の...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...ねとねとと汗の浮く真夏の夜だというのに...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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