...流眄(ながしめ)に岡を見やった...
有島武郎 「或る女」
...その銀色の目で流眄(しりめ)にかけたが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...流眄(ながしめ)に一寸(ちょっと)見て...
泉鏡花 「浮舟」
...流眄(しりめづかい)をするのであった...
泉鏡花 「婦系図」
...ぢろりと此方(こなた)を流眄(しりめ)に懸けたり...
泉鏡花 「海城発電」
...それから小光は顏を上げて三味線の調子を合せながらも尚時々三藏の方に流眄(ながしめ)をくれる...
高濱虚子 「俳諧師」
...繰り返し繰り返し流眄(ながしめ)を使っているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...だから左大臣が羨望(せんぼう)に堪えぬ顔つきをして簾の奥へ流眄(ながしめ)を送ったのを見ては...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...物を見る目はおのずから流眄(ながしめ)になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...男自慢の青年共の流眄(ながしめ)も口説も...
中島敦 「南島譚」
...あいつは何時も俺に流眄(ながしめ)ばかり遣つてる...
中原中也 「山間秘話」
...板壁に頭を凭らせて陰気に煙草の煙を吹上げている廿歳ばかりの中形美人の方へ流眄(ながしめ)をし...
久生十蘭 「魔都」
...見るともうもうただ心配で……」「何をそのように仰言(おっしゃ)ってじゃ」お春は微笑みの眼で鏡に流眄(ながしめ)をくれながら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...流眄(ながしめ)を送って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...※藐流眄(べいびょうりゅうべん)...
南方熊楠 「十二支考」
...流眄(ながしめ)ともつかず注目ともつかない眼ざしをすらりとさほ子の頬の赤い丸顔に投げ...
宮本百合子 「或る日」
...生れつき流眄(ながしめ)を使う浮薄な...
宮本百合子 「アンネット」
...」矢代から東野へ瞬間流眄を向けそう云う真紀子の笑顔を見て...
横光利一 「旅愁」
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