...私が心を其一処(いつしよ)に集注する事を妨げた...
石川啄木 「弓町より」
...私が心をその一処に集注することを妨げた...
石川啄木 「弓町より」
...ヴィタミン等を静注する...
谷崎潤一郎 「鍵」
...稀有(けう)な有利の瞬間をねらいすまして一ぺんに有りったけの力を集注するという作戦計画と見られた...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...農村精神の作興に興味集注する処の農村問題が...
戸坂潤 「社会時評」
...何物にも精神を集注することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吾妻橋(あづまばし)両国橋(りやうごくばし)等の眺望は今日(こんにち)の処あまりに不整頓にして永代橋(えいたいばし)に於けるが如く感興を一所に集注する事が出来ない...
永井荷風 「水 附渡船」
...歴史及び伝説中の偉大なる人物に対する敬虔の心を転じて之を匹夫匹婦が陋巷の生活に傾注することを好んだ...
永井荷風 「申訳」
...全力を傾注する仕事を有(も)たない人間には...
中島敦 「かめれおん日記」
...対照の結果読者の注意をこの二焦点に集注するからであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...蝉のもっとも集注するのは――集注がおかしければ集合だが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...して見れば落雲館の生徒がこの頭を目懸けて例のダムダム丸(がん)を集注するのは策のもっとも時宜(じぎ)に適したものと云わねばならん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...官府の日記とは官府に奉仕するもの其職務上記注する所の日記に外ならずして...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...それをボルゾイ犬に傾注する...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...注意もやや集注するようになったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは十九のとき漢学に全力を傾注するまで...
森鴎外 「安井夫人」
...これに少年青年の興味が集注するようになったのは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それはまたこれらの諸地方の一切の古代史の集注するところでもあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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