例文・使い方一覧でみる「泥」の意味


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...服についたを払ってやりながら...   服についた泥を払ってやりながらの読み方
海野十三 「断層顔」

...臍(へそ)までだらけにして鶴嘴(つるはし)を肩にした男が...   臍まで泥だらけにして鶴嘴を肩にした男がの読み方
大阪圭吉 「坑鬼」

...水(みどろ)なす闇(くら)き胸(むね)にも...   水泥なす闇き胸にもの読み方
薄田淳介 「白羊宮」

...本盗人には平の棒と異って...   本盗人には平の泥棒と異っての読み方
辰野隆 「愛書癖」

...拾えば濘(どろ)にならぬところがいくらもある...   拾えば泥濘にならぬところがいくらもあるの読み方
田山花袋 「田舎教師」

...寓意や提喩ののなかに二...   寓意や提喩の泥のなかに二の読み方
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」

...(どろ)のつまった表の溝(みぞ)をさらえた...   泥のつまった表の溝をさらえたの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...また棒ですよと奇声をあげる...   また泥棒ですよと奇声をあげるの読み方
中谷宇吉郎 「千年の時差」

...が、千住の大橋へ行つて氣が附いたのです、腹立ち紛(まぎ)れに飛出したものの、私が主人に預けてある金は五十兩、此處で百兩の金を持逃げしては、私は、棒になります...   が、千住の大橋へ行つて氣が附いたのです、腹立ち紛れに飛出したものの、私が主人に預けてある金は五十兩、此處で百兩の金を持逃げしては、私は、泥棒になりますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...侍女が述べた棒の容貌は...   侍女が述べた泥棒の容貌はの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」

...ヌタは濘の義だ...   ヌタは泥濘の義だの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...斉藤(さいとう)先生が先に立って女学校の裏(うら)で洪積層(こうせきそう)と第(だい)三紀(き)の岩(でいがん)の露出(ろしゅつ)を見てそれからだんだん土性を調(しら)べながら小船渡(こぶなと)の北上(きたかみ)の岸(きし)へ行った...   斉藤先生が先に立って女学校の裏で洪積層と第三紀の泥岩の露出を見てそれからだんだん土性を調べながら小船渡の北上の岸へ行ったの読み方
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」

...石と石との隙間の奥にはいつも黒いぐしゃぐしゃした濘がある...   石と石との隙間の奥にはいつも黒いぐしゃぐしゃした泥濘があるの読み方
「赤い貨車」

...ひざの(どろ)をはらひながら...   ひざの泥をはらひながらの読み方
村山籌子 「プリンス・アド」

...でもこれだけは云わせて下さい」とおようは続けた、「あなたにはわからないでしょうけれど、女っていうものは、真綿でくるむように大事にされても、それで満足するもんじゃありません、あの人でなしのために、あたしは死ぬほど辛いおもいをし、涙の出なくなるまで泣かされました、けれども、しんそこ泣かされるということがどういうものか、あたしにもだんだんわかってきたんです」おようはまたきれいに飲み、すぐに手酌で注いでから云った、「あの人は悪党だったわ、でも、なにをするにも本気だった、あたしをよろこばせることなんかごくたまにしかなかったけれど、そのときはみえも外聞も忘れて、ありったけの手をつくしてよろこばせてくれたわ、辛いめにあわせるときはもちろん、遠慮も会釈もありゃあしない、人によく思われようなんて考えはこれっぽっちもなく、自分のしたいことをしたいようにしたわ、そうよ、――あの人は悪党の人でなしよ、その代り自分もまみれになったわ、まみれ、傷だらけになって、そうして品川の海へ死骸になってあがったのよ」「三年まえの夏でしたっけ」とおようは続けて云った、「品川でお仕着を着た死躰が二つあがって、石川島から牢(ろう)ぬけをした二人だとわかり、すっかり腐っていたけれど、一人はあの人だったって、あなたが知らせて下すったでしょう、そのときあなたは、これでおまえの苦労も終った、これからは仕合せになることを考えようって、――あたしはほっとしたような顔をしたでしょう、ええおかげさまでと云って笑ったと思うわ、でもね、あなたが帰ったあとで、あたしひと晩じゅう泣きあかしたのよ、可哀そうな人、可哀そうな人って」康二郎がなにか聞きつけたようすで、立ちあがって茶の間を覗き、障子を閉めて戻ると、おようの手から燗徳利を取りあげた...   でもこれだけは云わせて下さい」とおようは続けた、「あなたにはわからないでしょうけれど、女っていうものは、真綿でくるむように大事にされても、それで満足するもんじゃありません、あの人でなしのために、あたしは死ぬほど辛いおもいをし、涙の出なくなるまで泣かされました、けれども、しんそこ泣かされるということがどういうものか、あたしにもだんだんわかってきたんです」おようはまたきれいに飲み、すぐに手酌で注いでから云った、「あの人は悪党だったわ、でも、なにをするにも本気だった、あたしをよろこばせることなんかごくたまにしかなかったけれど、そのときはみえも外聞も忘れて、ありったけの手をつくしてよろこばせてくれたわ、辛いめにあわせるときはもちろん、遠慮も会釈もありゃあしない、人によく思われようなんて考えはこれっぽっちもなく、自分のしたいことをしたいようにしたわ、そうよ、――あの人は悪党の人でなしよ、その代り自分も泥まみれになったわ、泥まみれ、傷だらけになって、そうして品川の海へ死骸になってあがったのよ」「三年まえの夏でしたっけ」とおようは続けて云った、「品川でお仕着を着た死躰が二つあがって、石川島から牢ぬけをした二人だとわかり、すっかり腐っていたけれど、一人はあの人だったって、あなたが知らせて下すったでしょう、そのときあなたは、これでおまえの苦労も終った、これからは仕合せになることを考えようって、――あたしはほっとしたような顔をしたでしょう、ええおかげさまでと云って笑ったと思うわ、でもね、あなたが帰ったあとで、あたしひと晩じゅう泣きあかしたのよ、可哀そうな人、可哀そうな人って」康二郎がなにか聞きつけたようすで、立ちあがって茶の間を覗き、障子を閉めて戻ると、おようの手から燗徳利を取りあげたの読み方
山本周五郎 「ひとでなし」

...こういう魔力のある金に生涯をスリへらしてしまう棒渡世も絶えないわけだな...   こういう魔力のある金に生涯をスリへらしてしまう泥棒渡世も絶えないわけだなの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...仮面(めん)をだらけにしてはと気がついて...   仮面を泥だらけにしてはと気がついての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...兵はンこでみな無口で...   兵は泥ンこでみな無口での読み方
吉川英治 「私本太平記」

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