...こんな泣言(なきごと)を並べるのがこの書物の目的ではなかったのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...またさびしいさびしいと言って泣言を書き立てているね...
大杉栄 「獄中消息」
...」料理人の泣言4・13(夕)大隈伯の台所に長く働いてゐる或る料理人の話によると...
薄田泣菫 「茶話」
...泣言を言はない...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...私は庵居しなければならないのでせうか――と敬治君に泣言を書きそへた...
種田山頭火 「行乞記」
...泣言と愚痴と嘆願とを述べ立てた...
種田山頭火 「其中日記」
...愚痴と泣言とをこぼすために(それを聞く私は辛いかな)...
種田山頭火 「其中日記」
...面(つら)に塗られた泥に對するむかつくような女々しい泣言に變っちまったんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...御転婆娘に囲者のしだらなきを加えたるもの此を細君というとは当世の新夫人に僻易したる紳士の泣言なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...可哀想だとか云ふ泣言(なきごと)は...
夏目漱石 「それから」
...泣言たらたらな手紙は...
野村胡堂 「死の舞踏」
...愚図愚図泣言を云うない...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...モデルとしてロチスター氏の眼をまた思ひ出すのか! 愼め!泣言(なきごと)を云ふな!――感情を持つな!――失望するな! 私はたゞ理性と決心とをじつと持ちつゞけよう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...弱者の泣言だらうよ...
北條民雄 「道化芝居」
...母からさんざんな泣言を聞され...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...なにかの癖にああして泣言(なきごと)をいいますがね...
室生犀星 「幻影の都市」
...泣言を言っている...
森鴎外 「雁」
...取られても泣言(なきごと)をこぼしちゃ困るぜ」醤油賭の腹いせに熱している仲間の話も...
吉川英治 「醤油仏」
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